礼には礼で尽くす
佐川急便で知った、助けたくなる人の共通点
佐川急便で働いていた頃、多くの会社や個人宅に伺いました。
毎日、何十人もの人と顔を合わせます。
その時の対応は、本当にさまざまでした。
笑顔で出てきてくれる人。
「いつもありがとう」と言ってくれる人。
反対に、
めんどくさそうに出てくる人。
ドアを開けた瞬間から不機嫌な人。
「今、忙しいんじゃ!」
なぜか怒っている人もいました。
こちらとしては、ただ荷物を届けに来ただけなんですけどね……。
同じ荷物を届けているのに、対応はまったく違います。
そして、配達する側も人間です。
愛想よく対応してくれたり、
「暑いのに大変やね」
「いつもありがとう」
そう言ってもらえると、やっぱりうれしいんですよね。
そんな人から、
「できれば明日は午前中に来てもらえませんか?」
「子どもが帰ってくる前に届けてほしいんです」
そう頼まれると、
「なんとかしてあげたい」
と思います。
本当は少し遠回りになる。
時間もギリギリ。
それでも、配達の順番を入れ替えたり、
昼休みを少しずらしたりして届けていました。
もちろん、できないこともあります。
でも、できる範囲なら何とかしたくなるんです。
逆に、
「絶対にこの時間に持ってこい」
「遅れたら困るんやぞ」
偉そうに言われると、
できることでも、やりたくなくなる。
これ、配達員だからではないと思います。
人は感情で動くものです。
正しいことを言えば、人が動くわけではありません。
お願いの仕方ひとつで、
同じ内容でも、受け取る側の気持ちは変わります。
偉そうにする人は、気づかないうちに損をしています。
本人は得をしているつもりなのかもしれません。
強く言ったから、相手が言うことを聞いた。
そう見えることもあります。
でも、その人が見ていないところで、
助けてもらえる機会を失っているんですよね。
少しくらい無理をしてでも助けたくなる人。
最低限のことだけして帰りたくなる人。
その違いは、大げさなことではありません。
笑顔だったり、
ひと言のお礼だったり、
相手を人として扱うことだったりします。
佐川急便で働いていた頃、何度も思いました。
礼には、礼で尽くしたくなる。
人は、思っているより単純です。
そして多分、
私も同じです。




正論より気持ちで動いちゃうことって、普段の人間関係でもけっこうある気がします。相手をちゃんと尊重する気持ち、ぼくも大事に持っておきたいなと思いました。
配送業の方にはいつもお世話になってます。「ありがとう」の笑顔の一言、大切ですよね。人間だもの😊💕